様々な人間との色々な会話

在りし日の僕と僕以外の誰かの会話

思う事が在り、丁度、ゴールデンウィーク付近の時期に様々な人間と会う機会が在り色々な話を行なったので抜粋してみる。

「やぁ、久しぶりだね」
「あぁ、そうだね。実に久しぶりだ。僕には以前が何時だったのかを思い出せないくらいだよ」
「相変わらずな記憶力だね。前回から1年11ヶ月だよ」
「約2年か。それでは久しぶりとも思うはずだね」
「幾度か電話では話したから懐かしいとまでは思わないと思うけれどね」
「過去を懐かしいと思える程に年齢を重ねたわけではないのかもしれないよ」
「そうなのかもしれないね。けれど、あの時よりは年齢も経験も重ねたよ。それこそ微々たる程度かもしれないけれど」
「むしろ当時と何ら変化の無い方が恐ろしいよ。それは時間の概念を無視しているという事だからね」
「そうだね。さて、久闊を叙すのは此処等にしておいて、本題に入って良いかな?」
「僕は何時でも。そもそも久闊を叙するような仲だったのかという話だよ」
「そういうところも相変わらずなんだね。世間の荒波に晒されているはずなのに」
「世間の荒波程度で変化する程には初心ではないという事だろうよ」
「前から変わった人格だとは思っていたけれど、人格ではなく性質なのかな。それなら変化しないのも納得できるのだけれど」
「人格でも性質でも表面上は大差無いのだからどちらでも良いよ」
「一見では大差無くとも時間の経過と共に差が表れるものだよ。さておき、本題だ」


これも一つの話。