様々な人間との色々な会話

在りし日の僕と僕以外の誰かの会話

思う事が在り、丁度、ゴールデンウィーク付近の時期に様々な人間と会う機会が在り色々な話を行なったので抜粋してみる。

「君は酷く半端、と言うか曖昧に見えるよ」
「体育会系統程に上下関係に厳しい事には馴染めなくて、けれど文化部系統程に排他的な意識にも馴染めなくてね。結局、僕は体育会系統でも文化部系統でもない人間だったよ。所属しなかったし所属出来なかった。それも関係在るのかな」
「在るのかもしれないし無いのかもしれない。それは分からない。僕の個人的見解としては君の性質の片鱗だと思うけれどね。だからかな、何処にでも居そうなのに何処にも居ないような感じがするのは。正確には何処にも所属してなさそうなのは」
「何処にでも居そうなのに何処にも居ないような感じとはどういう事かな?」
「何と言うのかな。どんな集会にもどんな催事にも居そうなのにどんな集会でもどんな催事でも馴染んでなさそうだよ。何処でも浮いていると言うべきかな」
「そうかな」
「特に居心地が悪そうではないのだけれど、絶対的に埋まらない溝みたいなものを感じさせる。だから馴染んでいないように、浮いているようなに感じるのだろうね」
「溝、ね。拠り所が無いというように見えるのかな」
「そこまでは分からないけれど、君が拠り所に居るように見えた事は無いね。そういうわけで君が酷く曖昧に思えるよ」


これも一つの話。