様々な人間との色々な会話

在りし日の僕と僕以外の誰かの会話

思う事が在り、丁度、ゴールデンウィーク付近の時期に様々な人間と会う機会が在り色々な話を行なったので抜粋してみる。

「かなり年上の人間と良い感じなのだよ」
「それはおめでとう」
「ありがとう。けれど一つ不安が在ってね。いや、心配かな」
「二つの意味は全然違うと思うけれど。それは兎に角、もしかして相談の類なのかな」
「そうなのだよ」
「僕の応えられる範囲でなら受けよう」
「かなり年上と言ったと思うけれど実に一回り以上に年上の人間でね。その人間は本当に僕の事を良く思っているのかな?」
「と言うと?」
「僕の身体だけが目的なのではないか、という事さ」
「成程ね。ふふ。それが相談内容なんだね」
「そう。そして君の忌憚の無い意見を聴かせて欲しい。君はどう思う?」
「僕はその人間とは別人だよ。はっきり言えば全く関係無い」
「それは知っているよ。そして、だからこそ君の意見が聴きたいのだよ。君は無関係なのだから客観的な意見を持てるだろう」
「そうかもね。そうなのかもしれない。では無関係な人間の無責任な発言という事を念頭に置いて参考程度に聞いてくれ。僕が思うにその人間が君の事を本当に好きかどうかは不明だが好意を持っているとは思う。勿論、世の中には悪意で恋愛事を行える人間も居るから絶対ではないけれど、この場合は悪意の類を抱く理由が想像出来ない。結論としては悪意ではなく欲望だろう。恐らくだけれど、第一に身体目的、第二に恋愛事だろうね。端的に言うならば好意を抱いている人間の若い肢体を思う存分に舐り貪りたいのではないかな」
「言いたい事は分かったけれど言い方が妙に厭らしいよ」
「そうかな?内容が分かり易く伝われば良いと思うのだけど。ふふ。さておき、これが僕個人としての見解だね。参考程度に参考にしてくれ」
「ありがとう。悲しいやら嬉しいやら、僕の予想と大体同じだね」


これが一つの話。