影響し影響され構築し再構築し原形を失い原型を見失い

別離。それは関係の喪失。再接続される関係も再接続されない関係も在る。それは縁次第。
けれど。再接続される関係でも再接続されない関係でも影響は残る。確かに関係していたという証。物的証拠としては残らなくとも意識に残る。多少大小の差は在れど。そして忘れられない限り影響は続いてゆく。関係した人間にだけでなく関係していない人間にまで。
それが良いとは言わないし悪いとも言わない。自身でも他人でも。影響力が強いから良いとは思わないし弱いから悪いとも思わない。それは一つの個性かもしれないけれど一つの特性かもしれないけれど、そもそも個性も特性も扱い難い。使用方法や使用箇所が限定され過ぎている。強過ぎるものや弱過ぎるものは得てして扱い難いもので特に強過ぎるもの特に扱い難い。それが一芸特化しているならば尚更。
影響力。それもまた同様。大して一芸特化しているわけではないから、それ程に扱い難いわけではないけれど、強い影響力は弱い影響力よりも厄介。影響の内容にもよるけれど必ずしも好ましい影響だけではない。社会はそれ程好ましい事ばかりではない。それを広く影響されたら好ましくない事が増える可能性が高い。


とはいえ、それも使用方法と使用箇所次第。問題は常に自身に在り。