下書き無しで書き始めると時間が必要

やたらと文章の作成機会が多くなった最近。当然ながら此処で記しているよう好き勝手に行なう事は不可能で一つ一つの文章に想像以上の時間がかかる。
婉曲な言語表現が大好きな僕は直截的に物事を口にする行為に抵抗感を覚えるという典型的日本人であるはずなのだけれど、生憎と僕の頭の構成が単純なのか物事を直截的に言葉にしてしまう事が多く必要以上に余計な言葉を口にする。選択肢は言うか言わないかしか存在せず言う場合には思うがままに口にしてしまう。
多分、曖昧な状態が苦手だという事に由来するのだと思う。曖昧な状態になると落ち着かなくなるような感覚に陥る。理解出来ない事、納得のいかない事をそのままに放置出来るという事は一種の才能だと思う。同じように曖昧な事を曖昧なままに出来るのも一種の才能なのだろうけれど僕にその才能は無いらしい。
ところが最近の文章作成作業は余計な事は記さないようにしつつも或る程度以上の数量を作成しなければならない。わざわざ枚数制限をするなんて無駄でしかないと思うのだけれど。枚数制限を行なうが故に中身が遠回りしたり歪曲したりする可能性も在る。必要な事だけを書けば適切な内容になると思うのだけれどな。