逸言

「赤ちゃんが乗っています」や「愛玩動物が乗っています」などのマークを付けた車を見かける事が在る。
僕は性根が腐っているので「だから何なのだろう?安全運転を他人に求める前に自分で可能な限り安全を確保しようとするべきなのではないだろうか?」と思う。思ってしまう。全員ではなくてもマークを付けている人達の何割かは可能な限り安全を確保した上で更に周囲の人間に安全運転を呼びかけているのだろう。他人に何かを求めるのが悪いとは言わない。僕はそんな事を言わない。
しかし他人に何かを要求するのは簡単だろうけれど、要求に対する代償を払う気が在るのだろうか。代償も無く他人に要求しようなんてのは都合が良過ぎる。全く関係の無い他人に代償も無く何かを求めるのが悪いとは言わない。僕はそんな事は言わない。思っていても言わない。言わないけれど思う。言わないから思うだけ。
そしてそれ以上にあのマークは運転者が見える箇所に張るべきだと思う。往々にして人は慣れる。常に赤ん坊や愛玩動物を乗せての運転をしていたら何時しか乗せるのが当たり前となり、特には注意を払わなくなると思う。だからこそ運転者が常に見るような箇所に張っておくべきだと思う。
それでも事故が起こる事は覚悟しておかなければならない。歩道を歩いているだけでも車に撥ねられる可能性は在るのだから。