整理が進まない

「舌は禍の根」という諺が在ったりするがテキストサイト運営者や日記サイト運営者にとっては「禍は話の根」なのだろうな、と思った。人間は逞しい。
というわけで発見した本の感想。読んでしまったので当然の結果ながら整理は進んでいない。いつ買ったのか覚えてないどころか持っていた事を忘れていた本、知らない本まで在った。


BROTHERS(全3巻)田島昭宇

三卵性の三つ子という漫画のような(注・漫画)赤井家の兄妹の話。優等生っぽい長男の春平と問題児な次男の恭平が可愛い長女の餡子を好きという事を軸に物語は進む。シリアスな場面が無いわけではないけれど基本的にほのぼのホームコメディ。キャラクターなどありがちだけど、それ故に読み易いし安心して読める。
僕の気に入ったのは夏でもトレンチコート着用の三兄妹の父。単身赴任中らしいがちょくちょく家に帰ってきたり職業不明だったりと謎な部分が多い人。トランプのジョーカー的と考えれば分かり易いかも。


ラブホルモン(全1巻)坂井恵理

離婚率低下と出産率増加を目的に政府が惚れ薬を医薬品として認可した世界。少年が恋をしたのはその薬を使い「心も売る」という援助交際に勤しむ少女。そんな彼女を愛の力で更正させると誓った少年は…と書いてあったまま。
思春期は特にその傾向が強いのかもしれないけれど恋愛やセックスを特別なものだと思いがちな人達による恋愛やセックスの話。僕には全く合わない。最終話に少年の幼馴染みが思う「あたしわかちゃった。恋愛もセックスも相手の体を借りたオナニーだわ」という感想には微妙に笑った。恋愛やセックスを主軸に生きていても同じ感想を持つかどうかは分からない。恋愛やセックスを主軸に生きていない僕とっては更に理解の難易度が高い。恐らく一生分からないだろう。
僕はこんな本を持ていたのか。読んだ記憶も買った記憶も無い。


ジャングルはいつもハレのちグゥ(全10巻)金田一蓮十郎

苦労性の少年の家に謎の少女(?)が来たところから始まる話。シリアスな場面も在るが面白い。「余の名はズシオ」程ではないが変態の登場率が高い。登場人物の8割が変態。登場人物の中で少年が一番常識的で少女が一番不思議。故に二人揃って一番おかしい。常識的な少年が数多くの変態達に丁寧に的確なツッコミを入れていながらも空回りしているのを見ると常識というものが如何に曖昧にして頼りないものであるかが分かる、かもしれない。絶対に関わりたくないけれど近くで見ているのならば楽しいかもしれない。題名変わって続いているみたいなので読みたい。


本日の整理
20分。本を…本を発見しなければっ!