顧みない省みられない

誤解や勘違いを悪いとは思わない。人間関係の幾らかは誤解や勘違いで成立したり継続したり破綻したりするものだろう。誤解や勘違いで成立する認識も在る。それを悪いとは言わない。
しかし、それも度が過ぎれば不快で、更に過ぎれば不愉快で、それさえ超えたら滑稽でしかない。それが悪いとは思わないけれど関わりたくないとは思う。善悪ではなく好悪で無関係で居たい。傍から眺めて居たいとすら思わない。全くの無関係で居たい。
誤解や勘違いの原因が情報不足なのか知識不足なのか知恵不足なのかは知らないけれど、自分を顧みない人間に多いような気がする。自分を顧みたからといって必ずしも省みるとは限らないけれど。そして省みたからといって世界にとって必要かどうかは分からないけれど、社会に関係するかどうかは分からないけれど、それでも自分の為には時に必要なのではなかろうか。自分の周囲の為に。翻って自分の為に。


哲学と科学の差くらいには。