未来を知らないからこそ努力が成立するのかもしれない

「人生が思い通りにならない?それは認識と想像の問題だよ」


人生を完璧に、というのは難しいだろうけれどある程度は思い通りになるものだと思う。では思い通りにならない人生というのは何が問題なのか。
認識の問題。
認識するには当然、情報が必要になる。情報は多い程に良いと思われがちだが多過ぎる情報は障害になる。情報が多過ぎれば処理に時間と手間が掛かるからだ。そして情報は正確に認識されなければ無益どころかやはり障害でしかなく、正確に認識してこそ有益である。
認識に問題が在る場合は「認識が間違っている」と「認識が足りない」の2つが原因だと思う。どちらかが原因かもしれないし両方が原因かもしれない。何れにせよ認識の問題でしかない。しかし情報を正確に認識できた場合でも問題は在る。
想像の問題。
想像、特に予測や予想という類は忍耐が必要で我慢が出来ない人間には不可能な行為だ。仮定から仮定を仮説から仮説を導き出す行為は我慢が必要だからだ。それ等の問題を解決する事が出来た時、即ち認識が正確で充分で尚且つ充分な想像力が在れば未来は視える。
多くの人間は予定を立てる。これは自分の現状を認識し、その上で未来を想像するからこそ可能な行為だ。つまり自分と自分に関係する物事を正しく認識していれば少し先の未来は視えるという事だ。それがはっきりとした映像や音といった形にはならなくても。それはひいては人生が思い通りになるという事だ。
必要な情報を入手するだけでも大変なので簡単には出来ないけれど「過去を知り現在を知りれば未来を知り得る」という感じ。