序論、本論、結論でも良かったかも


僕の記憶力というのは頼りないにも程度が在るだろうというくらいに頼りないものなのだが、忘れて思い出せなくなる内容には一定の基準が存在しているようであり、それがどのような基準なのかは分からないが無差別に忘却しているのではなさそう。主として自身の過去の行動とその周辺に矛先が向いているみたいなので一応知識などに対しては常人並みの記憶力は在る(と思う)。それが分かったからといって僕に矛先を変えたりは出来ないから忘れる内容の選択は不可能なわけだが。


忘却基準に体験と認識されず知識として認識されているのか無害と認識されているのかは分からないが僕は一番初めに買ったCDを今でも覚えている。初めてというのはどのような事柄であっても記憶に残るものなのかもしれない。さておきビゼーカルメンという曲だったのだが誰でも知っている曲だと思うので説明は省略。買った理由は覚えていないけれど多分小学校の授業か何かで聞いて気に入ったのだろうと思う。


僕の嗜好だけでなく育った環境の影響もあるのだろうがオーケストラや吹奏楽などが結構好きで頻繁に、という程にではないが聴いている。で、先日に一枚のCDを買った。弦楽がメインの物。根拠は無いがとても気になったので。


少しだけ涙を流した。自信は無いけれど多分音楽を聴いて涙を流したのは初めて。年齢のせいか涙脆くなっているのかもしれない。今までは吹奏楽の方が好きだったのだけれど弦楽に傾いた。集めるかもしれない。我ながら単純。