今日からスポーツジムへ。初めてなので僕の体力などを調べられた。体力や体脂肪率などを調べられるのは一種の羞恥プレイかと思う程に恥ずかしかった。僕は自分の体に劣等感を抱いているというのに、なんたらという体の断面を映す機械で筋肉と脂肪の境界まで見せつけられたのだから堪らない。
その後インストラクターのお姉さんから器具の説明が。このお姉さん、焦っているのか張り切り過ぎなのか、はたまた普段からそうなのかは知らないが言葉が時々おかしい。具体的には「です」が「でしゅ」になったり「それでは」が「しょれでは」になったりする。主にサ行がおかしいのだけれど、しかし必ずというわけでもないからサ行の発音が上手に出来ないというわけでもないようで、その度に謝られ、時には謝罪の言葉までおかしくなり、最後には苦笑いで「もう喋りたくない」とか嘆いていた。うん、この人は間違いなく客商売に向いてない。僕は僕で何故かフォローしてたし。何してるのだ僕。
で、器具の説明しながら実践もしてみたのだけれど、インストラクターのお姉さんは僕よりも小さいのにも関わらず(目安で)男性用の重さを普通に、本当に普通に持ち上げてた。小さいながらもパワフル。素晴らしい。この人を暫定的な目標にしよう。
最後、ちょっとした注意点を言っていた最中に「適度に水分補給しないと倒れますから気を付けて下さい。もし倒れてたら蹴りますよ」と笑顔で告げられた。屈託の無い満面の笑み。目が笑ってないなんて事もない。初めて屈託の無い笑みも恐怖を生むのだなと実感。なかなかにコミカルな人格のインストラクターに別れを告げ、早速トレーニング開始。ランニングマシンを選択。
10分後、僕はベンチに座ってへばっていた。酸欠なのか少し頭も痛かった。体力測定で機械に「オトッテイル」とはっきり表示された時は軽く落胆したが納得。しばらく(5〜6年)運動というものをしていなかったし確かに今の僕は常人よりも劣っている。僕は運動するタイプではないんだよとか言ってる場合ではなさそうだ。