2004-12-31 さよなら2004年 日記 行く年来る年などとは言っても変化という状態を表す尺度としての時間でしかないのだから年は行かないし来たりもしない。只、そこに変化が在るだけで。 仮に年が行くものであり同時に来るものであるとした場合、僕等人間は時間に置き去りにされているという事になる。年は行くけれど人間は行かない。毎年毎年追い越されている。 過ぎ去った時間の残り滓が人間に沈殿したもの。それが経験と呼ばれるものの正体なのかもしれない。