諷言

ここ数ヶ月おかっぱだった髪型を飽きたという理由とそろそろ暑くなってきたのでという理由により短くした。これだけ短くしたのは久し振りではないかなと思っていたら「何かオトコラシイ髪型になったね」と言われた。オトコラシイ髪型と言われても全く想像が出来ない。幸いにしてサンプルが在るので鏡で自身の髪型を見てみるがいまいち分からない。
僕はこれでも一応二十数年の時間を生きているけれど「オトコラシイ髪型」なんて台詞は初めて言われた。それだけならば只の初体験というだけなのだが、その後に「今までの髪型よりも今の方が良いよ」とも言われた。
僕が髪型を変える度にこの「今までの髪型よりも今の方が良い」という台詞を言われているような気がするのだけれど、その言葉の裏には一体全体どのような感想が在るのだろうか。