疾言

僕は平均よりも早口で、そのくせ聞き取り易い声をしているわけでも話し方をしているわけでもないので人によっては聞き取り難いらしい。
という事で普段はゆっくり、といっても普通の人並の速さだが僕にとってはゆっくりと話すようにしているつもりなのだけれど興奮したりすると速くなる。
普段の僕は只、思い浮かぶままに話そうとすると速くなってしまうだけで意識的に速く話そうとしているわけではない。むしろ意識しないと速くなっている。
話をする事が速い人間は頭の回転(思考速度)も速いと聞いた事が在る。事実かどうかは知らないけれど。
思考速度が速い事が良いという認識が世間には在るように思う。確かに遅いよりは良いのかもしれないけれど、それは思考内容が伴って始めて意味が在る。只単に速いだけで内容が無かったら意味が無い。思考速度が遅く内容に価値が在る事と思考速度が速く内容に価値が無い事だったら前者の方が良い。
価値の基準は個々それぞれだけれど速いだけでは価値が無い。それはエネルギーの無駄遣い。まさに僕の事。