今日ジムに行ったら体の大きい異国人がえらくパワフルに筋トレしていて思わず「貴方はそれ以上鍛えてどうするつもり?」とか訊きたくなった。訊かなかったけど。
で、僕はいつものようにランニングマシンを開始したらその異国人もランニングマシンを開始したのだけれど隣同士でほぼ同時に始めたせいか、なにやら対抗心を持たれたらしく僕と同じようなスピードに変え続ける。僕が速くすれば異国人も僕が遅くすれば異国人も。それが続くうちに僕は愉快になってきたので(あれがランナーズハイとやらだろうか)少しづつ速度を上げた。片や体が大きいうえに筋肉で重そうな異国人。片や日本人の平均程度の身長に貧相な肉付きの僕。どちらが走るのに体力を必要とするかは考えるまでもなく異国人に軍配が上がる。幾ら僕に体力が無いからといっても僕の何倍も体力が必要であろう体ではずっと同じ速度は難しいのではないか、とか思っていたら異国人は走るのを止めてゼハゼハと苦しそうに呼吸してた。何故にそこまで頑張るかなと考えつつ、僕は僕で妙に愉快な気分になっていたのでこのまま何処まで走れるかなどと思い始めていた。普段よりも速いペースなのに。これがいけなかった。
普段なら辛いはずのペースなのに気にならず(この時点で気付くべきだった)むしろ愉快な気分で走っていたらいきなりの転倒。そりゃオーバーペースなのだから当然だ、とか急に僕の頭は冷静になったのだけれど、周囲に居たインストラクターさんの方が慌てた。「平気ですか?」と訊かれたので平気を伝える。がランニングマシンに異常発生。転倒した影響らしい。全然平気じゃない。機械が。機械の異常を告げ謝りつつ休憩しようかと思ったら服に血が付いてる。どうやら膝に擦過傷が出来た模様。気付かなかったけど僕も平気じゃなかったようなので帰宅。過ぎたるは猶及ばざるが如しとはよく言ったものだ。でも実践するな僕。