僕はテレビを余り観ない。映画は更に観ない。というのも耐えられないのだ。
どちらも観ている途中で疲れてしまい嫌気がさしてくる。テレビは何分かに一度CMが入るので何とか休憩できるので我慢出来ないこともないが、映画は2時間とか連続で上映されるので本当に辛い。辛さが限界に達するとスクリーンの方を向きながら全然別の事を考えてみたりする。
というわけで観たい映画が在るとビデオになる。ビデオならば嫌気がさしたらストップし気分が回復したら再開すればいいからだ。しかしレンタルは面倒くさいし、かといって余程面白かった物でなければ買う気にならない。テレビでやっている吹き替えなんて観る気もしない。結局、ビデオでさえほとんど観ない。
そんな僕だがひょんなことからビデオを入手。ここ何日かで前から興味が在った「ファイトクラブ」をようやく観た。
呆れた顔をして「今更かよ」なんて言ってはいけない。思うのは自由だが、それを言われた僕は「そうだよ」としか答えられないからだ。そんな展開しようがない話題を振られても僕は困るし振った人も困るだろう。お互い困る話題なんてのは避けるが吉だ。
で、「ファイトクラブ」。面白かったと言ってもいいと思う。ラスト以外は。何なのだアレは。手を繋いでる場合ではない。
折角我慢して何日もかけて観たのに。努力が報われなかったと理解した瞬間というのは寂しいものだ。これによって僕の映画離れは更に進むだろう。

ちなみに本なら10時間連続でも平気。何故だ。